例会報告(2013年)


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例会報告アーカイブ:2013年

2013年12月総会
と   き : 2013年12月14日 (土) 15:30 ~ 16:30
ば し ょ : 横須賀市自然・人文博物館 講堂
さ ん か : 26名
ないよう: 2013年の締めくくりとして、年間活動内容の報告があり、満場一致で承認されました。主な活動内容は以下のとおりです。
・幹事会 4回実施(延べ32人出席・10時間40分)
・例会 5回実施(一般公開例会3回、例会2回、内ジュニア例会2回 延べ199名参加内会員外57名)
・サロン 2回実施(延べ28名参加)
・フィールド例会 2回実施(湘南国際村→大楠山、森戸川林道 延べ32名参加、内会員外7名)
・総会・納め会(総会26名、納め会23名参加)
・県外調査会 山梨県甲州市(参加12名)
・横須賀市博物館収蔵庫昆虫標本整理・研究会 1月~11月 第4土曜日実施
・モニタリング1000里地蝶類調査 3月~11月の14日間実施
・博物館事業への協力 基礎から学ぼう昆虫学(4日)、天神島臨海自然教育園(2日)、宝石虫の輝き展(2014年1月13日迄)
・その他参加内容 米軍環境フェア、横須賀市の里山環境保全活動(長坂地区・野比地区、会議は7回)、二子山山系自然保護協会へ協力(葉山乳頭山)、横須賀市生物環境調査(芦名口-大楠山、前田川-堰谷戸川の昆虫調査)
・出版物 「かまくらちょう」83・84号、「石蕗(つわぶき)」129~134号 発行

2013年総会の様子

2013年総会の様子

さらに2014年の活動内容が審議され承認されました。活動内容は、2013年の内容とほぼ同じですが、①例会を11月に1回加える②サロンを5月に1回加える③「フィールド例会」を「半島内調査会」に戻す、の変更があります。

2013年12月納め会
と   き : 2013年12月14日 (土) 17:00 ~ 19:00
ば し ょ : 横須賀市文化会館 2階 「旬香」
さ ん か : 23名
ないよう: 総会会場から移動して納め会を行いました。
柳本幹事の司会進行で始まり、石渡顧問の音頭での乾杯を皮切りに宴が始まり、テーブルを挟んで各所でコップ片手に虫談義に花が咲く中、やがてテーブル2ヶ所に分けて展示されていた文献を高く掲げ、飯田さんのリードに刈屋さんが加わって標本・文献の再配布が行われました。複数の会員が手を挙げたモノでは「じゃんけん」「譲り合い」で決めていきました。10代の会員には希望品の優先権があったので、次回はぜひ10代の会員の参加を期待します。

2013年納め会の様子

2013年納め会の様子

2013年納め会集合写真

2013年納め会の集合写真

2013年10月例会[神奈川昆虫談話会との合同例会]
と   き : 2013年10月27日 (日) 13:30 ~ 16:30
ば し ょ : 横須賀市自然・人文博物館 講座室
さ ん か : 62名
ないよう: 今回初めての試みとして、「神奈川昆虫談話会」との合同例会を開催しました。内容は、「一人一話」と題した5人の演者によるお話と、「講演」として博物館特別展示室で開催中の「宝石虫の輝き~寺林コレクションのタマムシ~」展(2014年1月13日まで)とのタイアップとして、タマムシ分類の最新事情を博物館の大桃定洋研究員にお話いただく、2本立てでした。
【一人一話】
①「私の昆虫撮影記」と題し、会員の名尾良英さんが、撮影フィールド横浜市鷹取山での昆虫撮影のお話をされた。
②「これから三浦半島に来るトンボ」と題し、会員の苅部治紀さんが、北上中の2種、外来種の2種、さらに移入種1種の状況を、生態映像を使い説明された。
③「秦野市八国見山の甲虫」と題し、斉藤 理氏が、大磯丘陵の北部に位置する八国見山(はちくにみやま)で見られる甲虫を、標本写真を使って説明された。
④「横浜市磯子区氷取沢におけるテングチョウの第2化について」と題し、会員の武野貴一さんが、テングチョウの2化の問題について話された。
⑤「東京湾岸における最近の国内外来昆虫2種」と題し、会員の高桑正敏さんが、2011年に東京港野鳥公園(太田市場の北側)で見つかったリュウキュウツヤハナムグリについて話された。
【講演】
「日本産タマムシの最新情報」と題し、博物館研究員の大桃定洋氏が、タマムシ分類の現状を解説された。氏は博物館に寄贈された膨大な「寺林コレクション」を整理・分類され、現在開催中の「宝石虫の輝き展」開催に協力された。62名という参加者が、光り輝くタマムシのお話に酔いしれた。

講演の様子

講演の様子

2013年8月ジュニア例会
と   き : 2013年8月11日 (日) 13:00 ~ 13:30
ば し ょ : 横須賀市自然・人文博物館 講堂
さ ん か : 15名
ないよう: 当会会員の刈屋さんの司会進行で、①生きた蝶・蛹・幼虫の展示 ②セミの抜け殻と名前不明のセミの展示 ③情報交換 ④昆虫相談の順にジュニア例会が開催されました。情報交換では、会員の江口くんが「アゲハ類の飼育で食草(カラスザンショウ)の確保の苦労とハプニング」などを熱く語りました。
また、刈屋さんが生きたチョウを用意して実演した「カラスアゲハの吸蜜」を一般参加者が興味深く観察されていました。

ジュニア例会の様子

2013年8月一般公開例会
と   き : 2013年8月11日 (日) 14:00 ~ 15:30
ば し ょ : 横須賀市自然・人文博物館 講座室
さ ん か : 50名(会員外30名)
ないよう: 「クワガタムシあれこれ」と題し、愛川町郷土資料館学芸員の藤田 裕氏が、人気のクワガタムシの美しく力強い魅力を語られ、園児から年配者まで幅広い年齢層の聴衆を魅了しました。クワガタムシの季節であったことや、事前にタウン誌で案内記事が掲載されたことなどにより、大盛況の会になりました。

一般公開講座の講演の様子

2013年7月サロン
と   き : 2013年7月6日 (土) 14:00 ~ 17:00
ば し ょ : 横須賀市西逸見町ウエルシティ2階キッチン昊(こう)
さ ん か : 16名
ないよう: 本年2回目のサロンを行いました。前回(3月16日)は中学生の参加で若返りましたが、今回は10歳程上がったと思われます。話題は、PCの故障に備え「映像やデータの保管をどう行っているか」「かまくらちょう83号の、“パリ周辺で出あった蝶”の特筆すべき点」「生きたアサギマダラ幼虫・蛹(箱根産)の回覧」「奄美大島産モンキアゲハトシロオビアゲハの展示」「映像での同定」などでした。

7月サロンの様子
7月サロンの様子

2013年6月例会
と   き : 2013年6月8日 (土) 17:00 ~ 19:30
ば し ょ : 横須賀市逸見青少年の家
さ ん か : 18名
ないよう: 飯田博茂会員が、「北アルプス・穂高連峰の蝶」と題し、2012年8月8日~8月10日に北アルプス縦走(焼岳→西穂高岳→奥穂高岳→上高地へ下山)の模様を、写真を交え報告された。雄大な峰々の写真に参加者の歓声が沸き、ベニヒカゲ、クモマベニヒカゲ、コヒオドシ、クジャクチョウなど縦走中に観察された昆虫の話題で報告会はピークに。
続いて定例の例会に移り、幹事連絡の後の情報交換会では、
・4月~5月の採集・観察の記録報告(定点観察や、採集旅行の報告、テングチョウの第2化の可能性)など多岐にわたる報告・意見交換がありました。

6月例会 発表の様子
6月例会 発表の様子
中尾峠のベニヒカゲ
中尾峠のベニヒカゲ

2013年4月ジュニア例会
と   き : 2013年4月14日 (日) 13:00 ~ 14:00
ば し ょ : 横須賀市自然・人文博物館 講座室・講堂
さ ん か : 15名(会員外5名)
ないよう: 刈屋さんの司会進行で、①生きた蝶の展示 ②蝶のクラフト制作の実演と体験 ③情報交換④昆虫相談 の順にジュニア例会が開催されました。
生きた蝶は、ジャコウアゲハ♂、アゲハ♂、カラスアゲハ♀、ミヤマカラスアゲハ、モンキチョウ、モンシロチョウで、さらに生きた蝶の幼虫(アカボシゴマダラ、ウラゴマダラシジミ)の説明を聞きました。続いて、紙と鋏で蝶クラフト作成に挑戦し、参加者にクラフト作りに才能のある人も居て、皆さん良い出来の蝶が完成しました。参加者全員の情報交換のあと昆虫に関する質問では、ガの幼虫らしき写真の同定で大人の参加者誰にもわからず、この後の一般例会への持越しという場面もありました。

蝶クラフトに挑戦

2013年4月一般公開例会
と   き : 2013年4月14日 (日) 14:10 ~ 16:10
ば し ょ : 横須賀市自然・人文博物館 講座室
さ ん か : 33名(会員22名、当日入会1名、会員外10名)
ないよう: ①映像を使った「昆虫クイズ」で参加者の頭をほぐしたあと、②「アゲハチョウ達の蝶道への想い」と題した刈屋 修さんの講演と、③「タイ・カオヤイ国立公園の蝶 生態写真」として名尾良英さんが撮影した蝶の乱舞の写真(動画と静止画)が上映されました。
②の講演では、刈屋さんがアゲハチョウに対する想いを、実験結果も交え蝶道について熱く語られました。
続いて、名尾さんがタイ国カオヤイ国立公園で撮影した写真を、当日欠席の名尾さんに代わって中村進一さんが解説しました。
その後で定例の例会に移り、幹事連絡の後の情報交換会では、
・2月~3月の採集や観察の記録報告(定点観察や、採集旅行の報告、初見昆虫など)  など多岐にわたる報告がありました。

モンキアゲハ春型♂羽化直後
ミヤマカラスアゲハ夏型♂
吸水する、アオスジアゲハ・ミカドアゲハ・モンキアゲハ

2013年3月サロン
と   き : 2013年3月16日 (日) 14:00 ~ 16:30
ば し ょ : 横須賀市西逸見町ウェルシティ2階キッチン昊(こう)
さ ん か : 12名
ないよう: 本年度から例会の回数を減らしたことから、新たに会員同士の情報交換の場として「サロン」形式の集まりを企画しました。サロン形式の集まりは、本会発足当初にも開催されたことがあるそうで、長らくぶりの開催でもあります。
当日は、中学生から本会発足当時を知る会員まで幅広い会員が集まり、パルナシウス(ウスバアゲハ)やカトカラ(シタバガ類)の標本箱の回覧、タイ国カオヤイ国立公園で撮影された蝶の乱舞映像鑑賞などで話題が弾み、予定した時間はあっという間に過ぎました。

サロンの様子
吸水に群がる蝶(カオヤイ国立公園)

2013年2月例会(一般公開例会)
と   き : 2013年2月10日 (日) 14:00 ~ 16:20
ば し ょ : 横須賀市自然・人文博物館 講座室・講堂
さ ん か : 36名(会員外17名)
ないよう: 講演後当会に入会された石川光一さんが、「身近なチョウ・ヤマトシジミの世界」と題し、横浜市内を中心に長年研究されてきたヤマトシジミの魅力を熱く語られました。テーマにヤマトシジミを選ばれた理由は、「アゲハなどは標本箱を占有する面積が大きいが、ヤマトシジミなら小さくて済み、よく見ると大型美麗種に決して見劣りしない美しさがある」と語られたのが印象的で、ヤマトシジミの生態・季節型・分布など広い範囲の説明がありました。
幹事会報告の後の情報交換会では、
・12月~2月の採集・観察の記録報告(定点観察や採集旅行の報告)  など、多岐にわたる報告がありました。

2月講演会の様子(博物館講座室)
写真1 ヤマトシジミ(高温期型♂・横浜産)
写真2 ヤマトシジミ(低温期型♂・横浜産)